入れ歯を検討している方へ
入れ歯(義歯)の種類
入れ歯とは、失われてしまった歯およびその周囲組織を補うもので、義歯(ぎし)ともいいます。
生命の基本である「食べる」機能を担っているのはもちろん、歯の健康は身体全体に大きく影響しますので、ご自分に適した入れ歯・義歯を使用することが重要になります。
入れ歯・義歯は「保険適用内」「保険適用外(自費治療)」に大分することができます。また自費治療義歯には様々な種類があり、選ぶのは患者様自身です。
だからこそ入れ歯・義歯の種類と特徴、機能を正確に理解され、治療期間・費用も含めて総合的に判断されることが大切です。
主な「保険適用内」入れ歯・義歯
- 総入れ歯
- 部分入れ歯
- ブリッジ
- 差し歯
主な「保険適用外」入れ歯・義歯
- インプラント
- シリコンデンチャー
- 磁性アタッチメント
- スマイルデンチャー
入れ歯・義歯の特性と「自身が求めているもの=理想」との比較を
「いったいどの入れ歯・義歯を選べば良いの?」と迷っている方も多いことでしょう。
上に挙げた以外にも多種多様な入れ歯・義歯が存在し、機能も費用も大きく異なります。増して心身の健康に直結する歯の治療ですから、慎重になるのが当然と言えます。
まずは様々な入れ歯・義歯のメリット・デメリットを理解すること。次に、それらがご自分の求めている機能や条件を満たしているかどうかを検討することが大切です。
例えばブリッジは装着するために隣の歯を削らなければなりません。健康な歯であってもです。
インプラントは顎の骨や歯茎に穴を開けて埋め込むという手術が必要になりますし、入れ歯は見た目や舌触りの違和感、外れやすい、バネをかけた歯に負担がかかるといったデメリットがあります。
89年に歯科医となり、‘05年からMTコネクターという特殊な義歯による治療を開始しました。
その過程で出会った多くの患者様から、様々な感想や要望をいただいてきました。入れ歯・義歯の機能や費用だけではなく、治療期間や調整の自由度など、患者様が「求めているもの」は、本当に様々です。
ご自分は何を求めているのか。それを満たす入れ歯・義歯はあるのか。
まずはここがスタート地点だと思います。